イタリアのハロウィーンってどんな感じ?

2020/10/19 (Mon)


こんにちは。コスタクルーズオウンドメディア編集部です。 もうすぐハロウィン!最近では、すっかり日本にもこのイベントが定着してきましたね。 今日はイタリアのハロウィン事情についてお届けします。


ハロウィーンの起源 古代ローマの「果実の女神」ポモーナ

ポモーナ

出典:ウィキメディア・コモンズ

ハロウィーンの起源の1つが収穫祭であったことは有名な話ですね。 ハロウィーンのルーツとされる収穫祭の一つに、果実の女神 ポモーナに豊穣を祈願する「ポモーナ祭」があります。 古代ローマでは、ポモーナは果実の女神として知られており、リンゴは彼女のシンボルでした。 そうした点からも、このポモーナ祭ではリンゴはカボチャよりも欠かせない作物ともいわれていました。

従来ローマ人は11月1日頃に果実の女神でリンゴをシンボルとしていた女神ポモーナを讃える祭りを祝っていたと考えられていたことから、 ハロウィーンに楽しむゲームとして「 ダック・アップル/Duck Apple」 (または「アップル・ボビング/Apple Bobbing 」)が行われるのはその由来ともいわれています。

ハロウィーンは万聖節(11月 1 日)の前夜祭秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭りとされていました。 一般的には、黒とオレンジがハロウィーンのテーマカラーになっていますが、オレンジは女神ポモーナの象徴であり、黒は悪霊の象徴とされています。 だからこそ、ポモーナを祭った秋の収穫祭はハロウィーンと非常に縁が深いとされています。 ちなみにフランス語のpomme(リンゴ)は女神ポモナ(Pomona)が語源になっているといわれています。

イタリアでのハロウィーンの位置づけは?

イタリア空軍基地でのハロウィーンの様子

出典:ウィキメディア・コモンズ

クリスマスやイースターなどキリスト教関連の行事を身近に感じているイタリア人。イタリア人にとってハロウィーンは、キリスト教とは関係がなく、アメリカから渡ってきた「商業的なイベント」と捉える人が多いようです。 日本でも某テーマパークでハロウィーンイベントが始まってから、だいぶ国内でもハロウィーンが浸透し、大人もコスプレで楽しめるイベントとして盛り上がっておりますが、アメリカほどの盛り上がりは見せないものの、 ここ最近ではイタリアでもこの商業的イベントを楽しんでいるそう。

イタリアハロウィーン街並み

出典:ウィキメディア・コモンズ

イタリアでは11月1日が祝日となっており、「”諸聖人の日(万聖節)Ognissanti」、その次の日11月2日も「死人の日(万霊節)Giorno dei Morti」という祝日になっています。すべての死者の魂を祈る日とされています。これは、いわゆるイタリア版のお盆です。 家族そろってご先祖のお墓参りもしますし、お花を飾ったりお供えものなどもしたりします. こうしたことから、ハロウィーンはこれらの祝日の前夜祭。翌日は学校も会社もお休みということもあって、夜遅くまでにぎやかに飲みたいという人も多いのだとか。こどもたちも、翌日学校がお休みなので前夜のハロウィーンで夜更かししても、まあ仕方がないとお考えのパパママはいますよね。

フルッタ・マルトラーナ

出典:ウィキメディア・コモンズ

シチリア地方にはこの「死者の日」の伝統のお菓子があります。フルーツや野菜などを形どったマジパンのお菓子「Frutta Martoranaフルッタ・マルトラーナ」(まるで本物の野菜みたいです!)や骨を形どったOssi di Mortiオッソ・デイ・モルティ(「死者の骨」の意味)、人間の形をした砂糖菓子Pupi di Zuccheroプーピ・ディ・ズッケロなどが伝統的な”死者の日”のお菓子です。 シチリア地方では、砂糖で型を取りそれに色を塗った人形のようなものを死者の遺影などに供える習慣がありますが、大きいとなかなかの大仕事ですね。

  • プーピ・ディ・ズッケロ流し込み
  • プーピ・ディ・ズッケロ余分な糖液を出しているところ
  • プーピ・ディ・ズッケロ型から出したところ
  • プーピ・ディ・ズッケロ着色

出典:ウィキメディア・コモンズ

ハロウィーンの仮装は子供たちが主役

ハロウィンの子供たち

クリスマスやイースターなどキリスト教関連の行事を身近に感じているイタリア人。イタリア人にとってハロウィーンは、キリスト教とは関係がなく、アメリカから渡ってきた「商業的なイベント」と捉える人が多いようです。 日本でも某テーマパークでハロウィーンイベントが始まってから、だいぶ国内でもハロウィーンが浸透し、大人もコスプレで楽しめるイベントとして盛り上がっておりますが、ここ最近ではイタリアでもこの商業的イベントを楽しんでいるそう。

イタリアで仮装といえば、やはり「Carnevale di Venezia/ベネチア カーニバル」。しかし、最近の若い世代では、「カーニバル」とインターネットで検索をするよりも「ハロウィーン」で検索をするボリュームのほうが多いとされており、 若い世代のイタリア人にとってハロウィーンは関心が高いイベントの1つになっていると言えます。

イタリアでハロウィーンの仮装の主役は主に子供たち。映画やテレビ、ポップカルチャーを通してアメリカから輸入されたこのイベントは、イタリアでも「トリック オア トリート」でお菓子をもらうことを子供たちに楽しんでもらうために始まったイベントとされており 子供たちが主役であり、ハロウィーンでの仮装は子供たちが楽しみ、大人の仮装は2月のカーニバルで楽しむという文化が根付いているようです。(とはいえ、最近では若い世代のイタリア人も仮装をする傾向にあるようですが)

ベネチア カーニバル

ちなみに、コスタクルーズでは船上でこの「Carnevale di Venezia/ベネチア カーニバル」をテーマとしたパーティーも行われています。日本人のお客様は普段はこうしたマスクを着用する機会もなかなかないことから、みなさん思い思いのマスクを着用いただき、とても楽しんでいらっしゃいます。

コスタクルーズ船内でのオリジナルカクテル

こんなオリジナルカクテルも時期によっては作っているようです。社内のメディアライブラリーから発見!きっと、船内の優しいバーテンダーさんなら、この写真をみせてお願いすればつくってもらえると思いますよ!

モンスターカクテル

ちなみに日本発着ではありませんが、海外発着のコスタクルーズの船ではちょっとしたハロウィーンパーティーを行っているようです。

ハロウィーンパーティー

いかがでしたでしょうか。ハロウィーンはイタリアでもここ数年でめざましく浸透をしたイベントの一つのようです。日本のように大人がコスプレを楽しみ街で楽しく集う日も、そう遠い未来のお話ではないかもしれませんね。今後はイタリアの文化についても、発信していきたいと思います。ぜひ次回のC-Magazineの更新をお楽しみに!